「
ヒロスケに相談だ 1」「
ヒロスケに相談だ 2」「
ヒロスケに相談だ 3」
の続き。
インド人にそろそろ帰れと帰らせ、
ひとりになったらまた次回のビスのお兄ちゃんへの対応考える。
「こないだごめんな」と言い訳をするのがあたしのクセだ。
どないしよー
あかん。
スッキリするにはヒロスケに相談だ!
ヒロスケならきっといいアドバイスをくれる!
ヒロスケに電話しよう!
「いまいいかな?仕事忙しい?」
「ええよ。どうしたん?」
「ビスのお兄ちゃんの件やん。2月に会う約束あるねん。
ヒロスケなら長年の友達に酔っ払って好き好き言われたら改札でよかな?とか
言われたらどうする?今度あうのんどんな顔して会う?」
「ん〜距離置くしかないんちゃう?今度会う時もフツーにしとけばいいやん。
ごめんもなんも言わんでいいんちゃうか。酔うとったんやろ?」
「うん 酔っ払ってた。あんまし食べてへんかったしかなり飲んだみたいや」
「そうか。まあいままで通り用事以外連絡せんでいいし、
とにかくビスのお兄ちゃんを困らせたらあかんわ。
すんだことはもう掘り返さんでいいよ。あの子やったらフツーにしてくれるわ」
「そっか。ヒロスケに相談してよかったよ。客観的な意見をくれるおもたわ。
ありがとう。ほんで晩ご飯鍋でいいかな?」
ちょっとスッキリした。
ヒロスケは頼りになる。
帰ってきて鍋を食べながらヒロスケが質問してきた。
「ほんでビスのお兄ちゃんから誘われたん?」
「ちゃう!あたしがさそたんや。LINEみる?
ビスのお兄ちゃん悪ないの証明したいから見て!」
「見たないわ。トモコの情けないのんなんか見たない。
振られてんねやろ?そんなん見たないわ」
なんだあたしのオットは。
あたしとヒロスケの関係ってなんなんだ!?
あたしもよくわからん。
保護者みたいなもんか。
友達達にこの一連の流れを話したら
「3人の男のなかでヒロスケさんが一番かっこいいやん」と言う。
せやな・・・そうやな・・・
ヒロスケに感謝せんとあかんね・・・。
ビスのお兄ちゃんに会う時はごめんもなんも言わんとこ。
済んだ話しやし。
******* 完 *******
猛人はあたしだ。